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井伏鱒二    「七つの街道」(中公文庫)

昭和31年、文芸春秋の依頼により、7つの街道を回る。そのときの旅行記。

最高に面白かったのは、芭蕉の「奥の細道」紀行に従って、芭蕉が廻った東北の道をたどったときのエピソード。

本当は、もう少し長いのだけど、井伏が以下のことを紙に書いて、行く先々でその土地の方言に変えてもらったところ。
 「あれは何という山ですか。あそこの丘の上にのぞいているあの山。大変いいじゃないですかね。昔、ここに芭蕉が来たそうですね。」

 まずは、石巻で。
 「あそごは、何つう山だべ。あそごの山のウイ(うえ)さででェるあの山。とってもええ山でがいんか。むかす芭蕉がこごさ来たッツうけね。」

 そのあとは岩手の一関
 「あいづ、なんツゥ山だべ。あぞこの丘の上さ出はってるあの山。何ツウいい山ダベニエ。こごさ芭蕉さんが来たったッえ。」

 最後は山形県酒田
 「あれは何てう山だんでろ。あっこの丘の上さのぞいてるあの山。とっても、ええ山でねか。むかす、こごさ芭蕉が来たけんども、」
 私の大学が東北地方だった。寮生活での会話を思い出した。

私の小さいころはスポーツと言えば野球だった。

井伏が宮城県の寒風沢島を訪れる。小学校校庭で生徒が野球をしていた。小さな島で校庭も狭い。だから外野は海の上で、船に乗って守る。ボールが取れないと船を漕いで取りに行く。

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