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村上龍 坂本龍一 「EV.CAFE 超進化論」(講談社文庫)

今一つの時代が終わろうとしていると感じている村上龍と坂本龍一が、この問題を6人の論客にぶつけた白熱の議論、対談集。
 吉本隆明と、サルの研究者である河合雅雄との対談を結びつけると面白い世界が見えてくる。

 人間以外の動物は、生まれた直後に歩いたり走ったりする。或いは生まれた直後は、親の介護が必要な動物もいるが10日も過ぎれば、歩き、走りだす。殆ど、育児の期間というものが無い。

 人間は頭部が大きい。育児が不要な状態で生まれるとなると頭が産道を通過できない。だから人間だけは、未熟児状態で生まれてくる。

 動物は、介護、育児の期間がわずか。ということは、動物は本能的に介護、育児が嫌い。
母性本能というけど、これは女性に備わっている本能ではなく、後付けでモラルとして創られたのである。

 だから、このモラルはこれからどんどん弱くなりやがて消滅する。少子化社会は当然のように進む。

 さらに人間以外は、相手構わず性交をする。ということは、母子はわかっていても、父親の特定はでいない。人間も将来、父親はすべての子供の父親となる。

 子供たちは人類の共通の子として保育士により育てられる。
読んでゆくと、これが想像の世界でなく、現実になるのではと思えてくる。

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| 古本読書日記 | 05:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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