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小池龍之介   「考えない練習」(小学館文庫)

 著者の小池は東大を卒業し、住職の道にはいる一方、カルチャーセンターで座禅を指導している気鋭の住職。この作品は、「イライラ」「不安」がつきない現代の人たちに、「五感」を大切にして生きる方法を伝授、それにより不安悩みを解消することを教えている。

 文章にするから仕方ないとは思うが、なにこれと思うところがいくつもある。
話相手が愚痴を言ったり、自分を強烈に非難する。

 こんな時、即感情で反応してはいけない。こんな時は、冷静になり、なぜこの人はこんなことを言うのだろうかと表情や内容を、相手の立場にたって分析し、その上で、できる限り肯定も否定もせず受け入れてあげるという離れ業をしなさいという。

 もうひとつ何を言っているのかわからないが、冷静に分析して、そこからおもむろに言葉を発するなんてことは実際は困難である。相手を常に傷つけないように話すことを心掛け訓練することはありえるとは思うが。

 断捨離という不要なものを捨て、最低限、必要な物だけで暮らすということが心豊かに暮らすコツというのが最近流行している。
「お布施」というのは「捨てる」という意味だそうだ。

募金とかお布施、凡人は、その金がどんなことに使われるのか考えて、お金を寄付することを躊躇したり、寄付後悩むのだが、それが仏教でいうところの慢という心。

 慢は、それにより自分を感謝してほしいとか評価をしてほしいという欲求の心を言う。そんな思いでいると煩悩が深まる。
 何も考えず「捨てる」という行為をすることで、性格は自然に改善され、煩悩から離れ穏やかな生活が送れる。

 読みすすむほど、私には実現不可能なことばかり。煩悩にいたぶられる人生でも仕方ないと思ってしまう。

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| 古本読書日記 | 05:48 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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