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柘植久慶   「震災の生存術」(中公文庫)

 読み始めから、引いてしまった。木造住宅は地震に弱い。築20年以上たった家は、大地震で半壊、倒壊する。しかし、家のローンだって30年から35年が当たり前なのに、ローンを払い終える前に、家をまた新築するか、家を捨てて別のところに移れとか。

 マンションも一階を駐車場にしているマンションは倒壊するから移れとか、窓ガラスにはガラスと一緒に、金網が張られていなければならない。

 もう、ここで、大地震が起きたら半分は死ぬことを覚悟しなくてはならないと思った。実行不能なのである。更に、火事が恐ろしい。少しでも延焼を防ぐため、毎日庭に水を散布しておけと。

 また、家から持ち出す物、あるいは生き抜くためのサバイバルグッズが厳しい。
一週間くらいは、何もない生活が強いられるから、一人30000円、4人家族だったら常に財布に12万円はいれておけ。地震は局地を襲う。少し離れれば、商店は開いている。そこで必要なものを結構購入できるから。(東日本大震災は局地地震ではない)

 サバイバルグッズも凄い。まず3種の道具。手斧、のこぎり、山菜掘り機。それに、市販されているサバイバルグッズ。(救急箱、鍋、ガスコンロ、携帯用ボンベ数個など)それから7日分に対応する食料と水。食料はインスタント食品から缶詰め、チョコレートなど。水は必須。一人一日最低でも3リットル必要。

 更に衣類。風呂にはいれないから、紙製の下着を用意しておく。冬はパーカーや厚手のジャンパー。
 加えて、簡易トイレと簡易テント。更に生活用水。
これを読んだだけでクラクラする。

 そして、地震は家にいるときにくるとは限らない。だから、会社のロッカーにこれらのグッズをいれておけとか、少なくとも3種の道具はいつも携帯しろと。

 通勤途上の電車内で地震がきたとき、電車の椅子が、長椅子形状のときは、すぐみんなでスクラムを組み、脱線した際の大きな揺れに対応しろと。更に電車が脱線したら窓を突き破り脱出。まずは水分が必要だから、飲料水の自販機をさがせ。非常時だから問題ないので、自販機を破壊し、飲み物を取り出せ。でも、自販機ってどうすれば破壊できるの?

 本ではすべての条件を設定して、対応策を提示する。しかし、とてもではないが実施不可能。

 てんこ盛りの対応を紹介してくれるのはありがたいが、まとめとして、せめてこれだけはという対応策の提示が欲しかった。

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| 古本読書日記 | 06:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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