FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

高峰秀子 松山善三  「旅は道づれ ツタンカーメン」(中公文庫)

この夏の暑さは異常。毎日熱中症で亡くなる人が多くでる。このエッセイによると、エジプトのアスワンは、真夏気温が55度にもなる。そこで。通常仕事は朝5時に開始し、10時にいったん終了。次の仕事開始は夕方5時だそうだ。

 日本も事務所内の仕事はエアコンがあるから勤務時間は今と同じでいいかもしれないが、外回りや屋外作業は、そのうちエジプト時間にしなければならないかもしれない。

 古代のエジプト人は、現生で生きている期間はあまりにも短く儚いと考え、死ぬと永遠の命が与えられるパラダイスと考えていた。

 それで、どんな階層の人であっても死後はミイラとなって埋葬される。ミイラは遺体になってからミイラ作りの専門家に引き取られおよそ70日間で作られる。

 王や貴族など最高位の人は、「死の家」に遺体は移され、ミイラ師はまず曲がった刃物で鼻の孔から脳髄をとりだす。次に鋭利なエチオピア石の刃物を使って、開腹し、すべての臓腑をとりだす。その臓腑をヤシ油で清め、遺体の内部も香油と葡萄酒で洗い清める。動脈内部に薬品が注入され、遺体は一定の時間、塩水に浸される。遺体が固くなると、水分を完全に抜く。それからモツヤク、肉桂、砕いた蓮の実、香油、香料を腹の中に詰めて縫い合わせる。そして遺体を天然ソーダに漬けて70日間おけば完成する。

 70日たつと、遺体はソーダ水からひきあげられ、美容師が死化粧を施し、唇と爪、手と足の裏に色を塗る。最後に上等の麻布を裁って包帯状にして体に巻き付ける。遺体の上には宝石や装身具が置かれる。

更に一緒に贅沢な生活を行ってもらうため、高級料理が一緒に埋蔵されたり、寂しがらせてはいけないと王妃、女官、軍人、数人の小人と犬一匹が殺され、生贄として埋められた。
 また取り出した臓器は別の箱に保管された。

こんなミイラと保管臓器がエジプト博物館で見られるとのこと。
すごい展示物とは思うが、あまり見に行きたいとは思わない。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ



| 古本読書日記 | 06:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT