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松本清張 「巨人の磯」

爺やの感想はこちら

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色々と強引なので、推理したい読者には向かないのかもしれない。
松本清張の本って、大体そんなものですが。
凶器の選び方・死亡推定時刻のずらし方・死因の偽装といった、アイデア勝負。
犯人あてを楽しませる作風ではない。
「清張は、ちょっと心にひっかかることを何かで知って、そこからああでもないこうでもないとその材料を広げるのが楽しくて、楽しくてしょうがない作家なのだと思う」
爺やも書いております。

「巨人の磯」
嫁が丈夫じゃないので、嫁の妹に手を出して痛い目を見るパターン
巨人は、膨れた溺死体の比喩です。

「礼遇の資格」
若い嫁をもった男が不幸になるパターン① 
凶器の一部を、元凶である妻に食わせるというところが、なんとも。
で、わがままな妻に痛い目見せてやったと思いきや、足がつく原因も妻の無神経な行動だったという。

「内なる線影」
若い嫁を持った男が不幸になるパターン② 
漫画「屍活師」で、青酸ガス中毒で死んだ人を、一酸化炭素中毒で死んだと偽装するネタがありました。
今回は硫化水素だそうです。窒息させるガスはいろいろありますな。
都合よく、キップ装置の破片が見つかっちゃうという。

「理外の理」
若い嫁を持った男が不幸になるパターン③ 
『反古のうらがき』は実在する随筆だそうです。縊鬼も、wikiにある。
今の時代だったらググっておしまいで、編集部の中で話題になることもないんでしょうな。

「東経百三十九度線」
若い嫁を持った男が不幸になるパターン④ 
あとがきで、「占星術殺人事件」でもネタにされていると知り、パラパラ見返してみました。

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なるほど。石岡君が古今東西のミステリーを熱く語って、御手洗さんがうんざりしている。
語呂合わせでヒミコはさすがに無茶かと思いますが、地形とか植生とか星座の見え方とか、なにか共通項はあるのかもしれないですね。

| 日記 | 16:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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