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北野武    「新しい道徳」(幻冬舎文庫)

今朝の新聞でも、新しい道徳の教科書30冊が教科書検定に合格したというニュースが掲載されていた。

 それにしても道徳の教科書ではやたらに動物が使われる。
「くまさんも挨拶がしたから、みんなもくまさんのように挨拶をしましょうね。」となる。しかし、熊が挨拶したり、道徳を守るという意識は全くない。

あたり構わず大便をしたり、片足をあげ小便をする。動物の道徳に従えば、人間だって至るところで大便をしたり、小便をしたりできることになる。

 これでは「どうして犬はいいのに、人間はだめなの」という質問がでる。
だから、人間にはどうして道徳が、動物たちと違って必要なのかを先生たちはまず教えなければならない。
 この本質が教えられなければ道徳教育にはならない。

教科書にでてくる動物たちは、楽しそうにお花畑や可愛い森に住んでいる。しかし、実際の動物たちは、動物園や養鶏場、牧場にいる。

 ニワトリは狭いゲージに入れられ、ひたすら卵を産むことだけが要求され、産んだ卵は人間が食べてしまう。乳牛は産んだ子牛と引き離されて、毎日乳を搾られ、乳がでなくなったら殺されて、やはり最後には人間に食べられてしまう。

 熊もライオンも動物園では檻の中での生活から一生逃れられない。
「動物たちはかわいそうです」ということから教える教科書はいまだかってない。

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| 古本読書日記 | 06:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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