鴻上尚史 「ドンキホーテのペディキュア」(扶桑社文庫)
ドンキホーテシリーズのエッセイ集。
鴻上は以前金曜日の深夜、ニッポン放送の「オールナイト ニッポン」をしていた。当時は少し低迷していたので、「10回クイズ」や「究極の選択」という企画をし、これがあたって「オールナイト ニッポン」は盛り返した。しかも「究極の選択」はその後本にもなって出版された。
「究極の選択」はこんなもの。
「どっちを選ぶ?エロ本を母親に見つかるか。母親のでているエロ本をみつけるか。」
この「究極の選択」で
「生まれ変わるとしたら、どっちを選ぶ?顔がガッツ石松か。頭の中身がガッツ石松か。」
これをやめておけばいいのに、フジテレビのアナウンサーがガッツ石松本人に聞きに行った。
ガット石松は猛烈に怒り、アナウンサーは出入り禁止となった。
日本文学が大好きなアメリカの友人に聞く。
「ソウセキ ナツメ」はどう思うかと。
「それはだれ?」と友人が聞きかえす。「え?漱石も知らないの」と驚く。
友人が言う。
「ナツメ ソウセキは知っているけどソウセキ ナツメを聞いたのは初めて」と。
日本人は、名前を決めるとき、苗字と合わさって輝けるような名前をつける。こんな大切な姓名を、西洋人にたいし名乗るときひっくりかえしてしまう。
よくよくまわりを見てみると、こんな風にわざわざひっくりかえすのは日本人だけ。
キム ジョウンだってジョウン キムとは言わないし、シュウキンペイだってキンペイシュウとは言わない。みんな英名は姓と名も順で名乗る。
どうして親が大切につけてくれた姓名をかってにひっくりかえしてまで、西洋にへつらうのか。納得できない日本人には。
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「どっちを選ぶ?エロ本を母親に見つかるか。母親のでているエロ本をみつけるか。」
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「生まれ変わるとしたら、どっちを選ぶ?顔がガッツ石松か。頭の中身がガッツ石松か。」
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「ソウセキ ナツメ」はどう思うかと。
「それはだれ?」と友人が聞きかえす。「え?漱石も知らないの」と驚く。
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「ナツメ ソウセキは知っているけどソウセキ ナツメを聞いたのは初めて」と。
日本人は、名前を決めるとき、苗字と合わさって輝けるような名前をつける。こんな大切な姓名を、西洋人にたいし名乗るときひっくりかえしてしまう。
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キム ジョウンだってジョウン キムとは言わないし、シュウキンペイだってキンペイシュウとは言わない。みんな英名は姓と名も順で名乗る。
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| 古本読書日記 | 06:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑