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東山彰良     「ラム&コーク」(宝島社文庫)

墓石販売業を営む新納家。社長である父親の判断で中国進出を企てようとする。そのため2人息子である礼と冴は中国を学びに彼らの幼馴染の大友翔子が講師をしている大学に強制的に行かされる。

 一方密入国者の林と羅は高利貸をしている瀬川公平のもとで取り立て屋をしていた。この瀬川は中国とのお金のやりとりをする地下銀行も経営していた。ここで得る手数料は表にだせないお金のため、銀行に預金することができない。

 それで林と羅は瀬川の孫娘に近付き、隠し預金のありかを探り出し、預金を略奪しようとする。
 この林と羅、礼と冴及び翔子との戦いが作品の読みどころ。

冴と翔子の会話の中で、翔子が幼稚園のとき何になりたかったか尋ねる場面があり「ショベルカーの運転手」と翔子が答える。
これは、物語からは、浮き上がっている変な答えだと違和感を感じた。だから、この変な回答が物語のキーワードとして使われると感じた。
 多分、翔子が墓石の蔵置場で、ショベルカーを運転して、墓石を落下させ敵を押しつぶすのではないかと思った

 そして案の定、クライマックスで移動式クレーンの操作を礼に指導されながら、動かし、敵である林に墓石を落とし、墓石の下に林を潰してしまう。

 思った通りだと快哉を叫ぶ。
最後の「墓石の下に人が死んでる」という言葉に反応して「墓石の下には死人がいる」なんて当たり前のことだろうという切り返しジョークが効いている。

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| 古本読書日記 | 05:43 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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