FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

永榮潔    「ブンヤ暮らし36年 回想の朝日新聞」(新潮文庫)

時々、雑誌や新聞の広告にあなたの「自分史」を書いて本にしませんかという宣伝がのる。男というのはナルシストが多く、自分は人生本当に頑張った、よくやったことを自分だけに留めておいてはならない。世間の人たちにこんなに頑張った人がいたことを伝えたいと思い込む。それに便乗した商法である。すべての経費はもちろん自分史を書く著者がもつ。

 正直、そんな本は読んだことはないが、つまらないだろうなと想像はつく。
普通は費用を全部自分で持たないと本などつくれないのだが、例外な男たちがいる。私こそスクープした記事を書き、世の中を動かしてきたのだと自負している新聞記者たちだ。

 この本。朝日に歯向かって、自分を貫き、朝日のだめになったところを鋭くついた本なのかと思って手にとった。そういう部分もないわけではないが、全くの自分史だった。
 正直言って、よくこんな本を出版したものだと思ったのだが、このつまらない自分史が「新潮ノンフィクション」大賞受賞作品だと解説で知って、驚愕した。

 著者永榮がかかわった雑誌で日本の大学ランキングをメディア発信度により順位付けをし毎年発表していた。このメディアに朝日と対極にある「正論」「諸君!」を除外した。そんな雑誌に論文を発表するような学者は価値が無いからということからだ。あるとき、そういう雑誌も含めてランキングをつけたところ順番が大幅に変わった。なるほど新聞社によって世論調査が異なることはあるのだという理由がわかった。

 今年も先日まで、日教組が行っている教研集会が開かれていた。今はどうかわからないが、学習テキストに共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が全面的に使われているそうだ。そのことを記事で書こうと永榮がしたところ、そんなことは書かなくてよいと上司から否定された。もしこれが自民党の機関紙「自由民主」だったら上司は否定しただろうかと永榮は書く。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


| 古本読書日記 | 06:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT