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鏑木蓮     「喪失」(角川文庫)

京都で有力な不動産会社社長をしている真鍋の妻文香が、自宅兼事務所の5階建てビルの非常階段の踊り場で遺体となって発見される。そして、状況から、犯人として真鍋が逮捕される。

 ここで奇妙なことが起きる。真鍋には愛人がいて、文香に暴力も振るう。それで、真鍋は文香に離婚を求めるのだが、文香は頑として断る。この文香の代理人になっていて文香を支えてきた和光弁護士、真鍋は和光弁護士と争っていたのだが、突然真鍋の側に移り、真鍋は冤罪であるとして、真鍋の弁護人となる。

 そして最後には冤罪として、検察が真鍋を不起訴としたため、真鍋は勝利を得る。これにより、真鍋は、従来の弁護士契約を打ち切り、会社の顧問弁護士を和光弁護士に切り替える。
 和光弁護士は契約料、相談料、訴訟費用を法外な金額で、真鍋の会社と結び、莫大な利益を上げられる基盤ができる。

 実は、和光には一人娘がいて、彼の事務所に弁護士として働いている。この娘が買い物依存症でとんでもないお金を濫費する。とても、和光の稼ぎではおいつかない。

 それで、和光と娘が諮って、娘を文香の成年御見人として文香に契約させる。文香は夫真鍋のヴァイオレンスなどで、精神異常をきたしていた。成年御見人となると、生活から財産、お金の管理のすべてが任される。

 それで、娘は浪費のつけを文香のお金から補填していた。しかし、文香が亡くなると横領が発覚して、逮捕される。
 だから、そのために大きな金蔓が和光父娘は緊急に必要だった。

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| 古本読書日記 | 06:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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