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阿部和重 伊坂幸太郎  「キャプテン サンダーボルト」(上)(文春文庫)

上巻は、トリックがらみの謎をばらまけるだけまきちらす。

蔵王の近くにある五色沼。ここの水を取得する。このために、一攫千金を夢見て、五色沼水の謎に迫る、小学校時代の悪友コンビ、相場と井ノ原。これに、謎の大柄な白人が絡む。

 この五色沼は、戦争中伝染病である「村上病」の発生源として、立ち入り禁止がなされていた。しかし戦争直後、ワクチンが開発され、相場も井ノ原も含め日本人全員にワクチンが接種され、発症することはなくなった。それでも、立ち入り禁止はとけていない。

 1945年3月10日の東京大空襲の日。米機の編隊を離れ、3機がこの五色沼に漂着する。その目的は何だったのか。

 更に、戦争末期、米軍は日本が降伏するよう、宣伝ビラを大量に撒く。「抵抗はムダ」や「降伏せよ」とのビラに混ざって「我が国戦力、日本の二万千六倍」というビラがまかれる。ビラの数字が、異常に変わっている。何でこんな数字にせねばならないのか。

 それから、井ノ原、相場が子供時代テレビの特撮番組「サンダーボルド」シリーズが大人気になった。

 そこで劇場版として「鳴神戦隊サンダーボルド」が作られた。この映画、五色沼でロケが行われる。ロケは、何も立ち入り禁止がなされている五色沼で行う必要は全く無かった。何でそんな田舎の不便なところでロケをせねばならなかったのか。
 しかもこの映画が、上映禁止となってしまう。どうなっているのだ。

 こんな謎の数々が上巻で撒かれる。これがどう事件真相と繋がっていくのか後半が楽しみになる。

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