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宮部みゆき      「悲嘆の門」(上)(新潮文庫)

 ちょうどこの本を読み終えた。それで、下巻も購入済だったので、手にとろうとしたところ、上と下の間に中巻があることを知ってショックを受けた。会社帰りに買ったがちょっと確かめずに買ってしまった。上巻が面白かっただけに余計に悔しい。本屋は我が家の近くには無い。

 作品の評価は全巻読破した後でする。

上巻で面白いと思ったのは、2点だ。

 ネットメディアがどんどん拡大して、それに反比例してテレビとか新聞のような従来のメディアの価値がどんどん低下しているというのが大方の今を表しているというのが常識だ。

 しかし、ネットを見ているとはたしてそうだろうかと疑問に感じる。殆ど、現実の情報というのはまずテレビで知る。

 ネットを多用している人々は実によくテレビをみている。そして、テレビで得た情報が瞬く間にネットで拡散する。テレビそしてネット、またテレビとリアルタイムで何が行われているか知ろうとする。ネット依存の人々は、必死になってテレビに依存して、争ってネット上にテレビ情報をいちはやく流そうとする。

 作品では4人の殺害された人がでる。場所は苫小牧、三島、横浜戸塚、秋田と遠くかけはなれている。しかも、指が一本、或いは足が一本切断されている。秋田の事件は不明なのだが、他の3人は夜中に帰宅中か、保育園に子供をピックアップする途中で殺害されている。

 同じ手口の犯罪が、複数犯で行われているようには見えない。同一犯だろう。しかも、真夜中、被害者も警戒して、喋りかけられても、危険と恐怖で、逃げるだろう。ということは、犯人と被害者には既知の間柄でなくては成り立たない。しかし、これだけ殺人場所がバラバラ。とても知り合い同士とは思えない。

 座間で7人が殺害されるという事件が発生した。殺人犯と被害者は親しい関係でもない。
そうなんだ。ネットを通じ合えば、面識がなくても、親しい間柄が作ることができる。

 ネットが犯罪を生む。こういうストーリーになるのだろうか。

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