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楡周平    「外資な人たち」(講談社文庫)

アメリカでは政府関係者や日本研究者以外の人たちは、殆ど日本に関心は無い。GNPが世界3位で大きな市場なのに、地図でみればちっぽけな国。こんなところで商売をしようなどとは思わない。だから、当然日本市場に進出しても、日本の商売風習に合わせたリ、日本仕様のものを作って販売しようなどとは考えない。それで、日本でどうして商売がうまくいかないのかと言うと必ず一斉にいうのが「非関税障壁」という言葉。それがどういう内容かは一切考えない。

 アメリカ人が日本に赴任してくるとだいたい家賃が100万円の住居。ニューヨークのマンハッタンあたりではこのくらいの値段の住居はあるかもしれないが、そこを離れれば100万円も家賃がする住居など殆ど無い。だから100万円の家賃のところに住んでいるなどと言うと、そこはお城かなどと聞かれる。奥さんは、部屋もたくさんあり、プールもある大邸宅に住めると思って東京にくるから、現実を知り夫に何よと厳しくあたりちらす。

 日本に派遣されてくる多くのアメリカ人は、過去に世界のあちこちでの駐在経験がある。郷に入っては郷に従えということで、過去の経験にてらして、日本語など数か月でマスターしてみせると豪語して日本語学校や教師に日本語を習う。しかし1か月で断念する。

 わからないのは、一本はイッポン、二本はポの丸がとれてニホン、三本は丸が ゛に変わってサンボンになる。こんなことは理解不能。わけがわからない。

 それで秘書などに通訳をさせる。秘書は一般的なことは通訳できるが、仕事上の専門的な言葉になると全くわからなくなる。
「フロッピーディスクドライブ」を「ひらひらと宙を舞う円盤」と訳した秘書がいたそうだ。

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| 古本読書日記 | 09:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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