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村上春樹    「やがて哀しき外国語」(講談社文庫)

村上は大学時代から、ジャズ喫茶を経営していて、会社勤めは一切経験が無い。アメリカのベストセラー本に「人生に必要なことはみんな幼稚園の砂場で学んだ」というのがある。村上は自らの小説を思い返して、自分は「人生に必要なことはみんな店で学んだ」と言う。

 店をやっているとき、店に来る10人のうち、一人か二人しか店を気に入ってくれなくても、その一人か二人が店を本当に気に入り、「もう一度この店に来よう」と思ってくれたなら、店というものはうまく成り立っていくものだと村上は言う。危なくなるのは、10人中8-9人がいい店じゃんと言うが、本当に気に入ってくれない客ばかりの場合。

 同じ村上の村上龍は、すべての作品が、みんなからいい作品だと言われないと頭に来ると言う。
 村上春樹の作品には、たくさんの悪評が世間にはある。そんな経験が村上春樹をして心の奥に生きづいてしまって言わせているのだろう。

 村上春樹は、肉体労働通じて学び取ったことを書くことが小説、作品であると言う。それが村上春樹の働くということなのだ。

 だから、時々机に座って書いたり、考えたりする「文学の世界」は異物だと思ってしまうそうだ。

 村上の小説は確かに我々とは異なった世界を描いているとは思うが、別に小説の中だけでなく、村上春樹の実際の生活、生きざまも我々の世界とは異なっていると思う。

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| 古本読書日記 | 05:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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