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安西水丸 和田誠   「青豆とうふ」(新潮文庫)

安西、和田とも有名なイラストレーター。その二人のイラストレーターが交互に絵と文を描いたエッセイ集。有名人との交流、映画、旅、音楽などジャンルを決めずに自由に描く。
楽しく、ユーモア満載のエッセイ集だ。

 和田さんが初めて海外に行ったのが昭和30年代。友人にサンフランシスコに連れていってもらう。そこで、憧れだったブルックス ブラザーズに行き、たくさんのネクタイを買い込む。

 そこでふと思う。ブルックス ブラザーズなのだから兄弟が始めた店なのだろうと。そう言えばサーカス団でリングリング ブラザーズなんてのもあった。これも兄弟がはじめたのだろう。

 でも、やっぱしブラザーズで当時和田さんにもっとも親しく馴染みがあったのがニューヨーク出身のコメディ俳優グループのマルクス ブラザーズ。グルーチョ、ハーポ、チコ、ゼッポの四兄弟。途中でゼッポが抜けて、3人で舞台、映画と活躍した。

 このマルクス兄弟が映画を創った。邦題は「マルクス捕物帖」だったが、原題は「カサブランカの夜」。当時これも映画界では大企業でブラザーズを名乗るワーナーが「カサブランカ」を撮り評判になっていた。そこでワーナー ブラザーズの社長が紛らわしいから題名を変えろとマルクス兄弟に抗議をした。

 そこでグルーチョは言う。わかった題名は変えるが、ブラザーズは自分たちのほうがワーナーより古い。だから、映画の題名を変える前に、そちらの社名を変えろと。
 それからワーナーからは何も言ってこなくなった。

 こんなちょっとクスっとさせる面白い話が満載。

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| 古本読書日記 | 05:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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