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綾辻行人    「セッション」(集英社文庫)

ミステリー作家という範疇に捉えていいのかわからないが、京極夏彦、篠田節子、宮部みゆきなどベストセラー作家たちと綾辻がミステリーについて語り合う対談集。

 ミステリー、ホラー作家というのは本当に本をよく読んでいる。純文学作家の比ではないよう気がする。そしてよく研究している。どんな本でもミステリー的要素や、ヒントを得ようと懸命になる。

 法月綸太郎との対談ではあの星飛雄馬の「巨人の星」でさえ、ミステリーの題材となる。
法月「『巨人の星』は本格ミステリー小説ですよ。京大ミステリ研の先輩の説なんですが、一番わかりやすい例が消える魔球です ね。投手が投げたボールが消えてしまう、これは奇想天外な謎です。各チームの打者が、消えるメカニズムを一所懸命考えて、その推理をもとに、じゃあ見えないボールをどうやって打つかということで、みんなが競いあう。これはもう完全に本格であること。」

綾辻「ちゃんと伏線として、星飛雄馬の足が高くあがっている。」

法月「他にもいろいろ伏線が張ってある。・・・・・安楽椅子探偵の星一徹が『青い虫が飛んで、青い葉に隠れる』とか、思わせぶりのヒントを出したりするわけで。」

そういえば、絶対バットで当てることのできないボールという魔球があった。投球の推進力と重力がギリギリのところでバランスしあって、バットスイングの風圧でボールがよけちゃうのだ。

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| 古本読書日記 | 06:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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