FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

立川志らく    「まくらコレクション 生きている談志」(竹書房文庫)

あの立川談志から「落語家のなかで一番才能があるのは志らく」と評された立川志らくが、落語のまくらで語った談志評を収録。

談志への強烈な思慕、愛がこれでもかと伝わってくる。一方、兄妹弟子への対抗心、嫉妬が激しい。特に、小説「赤めだか」を得た、談春にたいする嫉妬はすごい。自分のほうが、落語はうまいし、だしている本だって談春の「赤めだか」より面白いのに、何故談春なのだという情念が伝わってくる。

 落語家の住む世界は狭い。凝っているひとは、落語はすごいと思っているだろうが、一般では落語家は「笑点」に出演している人しか知らない。「笑点」に出演しないで、頑張っている落語家は涙ぐましい努力をしても、なかなか報われない。

 談志ももちろん落語家としてはスターだったが、やはり「笑点」にでて世間に知れ渡った。

志らくも厳しい。談志にすがりつき、よりかかり、談志色にそまって、生きていかざるを得ない。

 その壁を破ることができない。談志もすでに忘れられてきている。
ものすごいジレンマのなか、志らくももがいているのだろうと想像する。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


| 古本読書日記 | 05:31 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT