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伊集院静    「大人の男の遊び方」(双葉文庫)

今は個人情報保護の観点から、個人の所得番付けは発表されなくなったが、その番付け発表が行われた最後のころ、いつも金沢という名の3人が高額所得者の10位以内にはいっていた。この金沢親子はパチンコの機械で大ヒット作品「海シリーズ」を製造しているメーカーの社長、役員である。

 パチンコも、賭けも、機械を作ったり、ホールを経営したり、賭場を経営するひとは蔵をいくつも建てるが、客で蔵を建てる人は皆無と言われている。つまり、客は絶対負けることになっているのである。

 伊集院は、この作品で、カジノで勝つ極意、麻雀では勝つためにはどんな打ち方をすべきか公開している。
 60歳も半ばを過ぎて、かけ事で大損をこいていて、もう足を洗うべき時にきているはずなのに、未だに極意、流儀を、負けないギャンブラーの体で書く。
 何だか子供がどうだと叫んでいるような雰囲気である。

まあ、かけ事は男のロマンなのだろう。

 戦前、日本海軍が航海演習でヨーロッパへでかけ、かの山本五十六海軍大将がそのときモナコのカジノで遊んで言う。
 「今、海軍が軍事予算の半分でも私に預けてくれたら軍事費を倍にしてみせるのに。」

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| 古本読書日記 | 05:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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