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高杉良    「小説創業社長死す」(角川文庫)

東邦食品工業の創業者小林貢太郎は創業30年で売上1500億円従業員2000人の大企業に会社を育てあげた。

 その経営能力、カリスマ性はすごいのだが、人間年齢を重ねると、判断力は衰える。しかし、どういうわけか、衰えに従い、自分ほど素晴らしい経営者はいないと思い込むようになる。そして、いつまでたっても、頭はシャープで、鋭く切れる、そんな人間はいるはずはないのだが。俺がいないと、この会社はだめになる、俺がいるからこの会社は存在すると信じ行動する。

 後継者となるべき社長も、無能で箸にも棒にも掛からないような人間を指名して、自分がずっと権力者として君臨する。
 そのワンマン権力者が突然この作品では死ぬ。すると、無能である社長が突然、横暴な権力をふりかざし勝手な行動をとるようになる。

 そして、会社は衰退の道を歩む。


この無能後継者がその後ろ盾として使ったのが創業者の妻。創業者の妻は会社経営に責任をもつわけではない。そうなると、ひたすら、あいつは嫌い、好きと好悪をむきだしにして、排除、取り込みに懸命になる。

 こういう女帝が登場してくると、本当に会社はおかしくなる。

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| 古本読書日記 | 05:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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