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紀田順一郎    「インターネット書斎術」(ちくま新書)

 読書をしていて、この言葉の意味は何なのだろうと思う。そのとき、以前は辞典を開いて検索する。そこには、多くても数行が書かれているだけ。これがネット検索となると一度に数十万の内容が飛び出してくる。それは、書いた人の主観が入っているものだから玉石混淆となる。今は、何か疑問が生じると、辞書をひくことはまずない。常にネットに向かって検索である。

 それにしても、他言語と違い、日本語のコンピューターの識別は本当に難しい。漢字でも字体が異なっても同じ中味で使う言葉がある。斎藤でも斉藤もあれば齋藤、齊藤もある。検索のとき、どの斎藤から検索しても、求める斎藤にぶつかるようにするか、検索者が間違いの無い斎藤で検索にはいるようにせねばならない。

 正しいのは60歳台なのだが、最近は60歳代のほうが間違っているのにも拘わらず、代が世の中では一般的になっている。これにも検索は対応せねばならない。

 明るみになる
 明るみにでる

 押しも押されぬ
 押しも押されもせぬ

 汚名挽回
 汚名返上

 けんもほろほろ
 けんもほろろ

 五里夢中
 五里霧中

 的を得た
 的を射た

 波紋を投げる
 波紋を広げる

 耳障りがいい
 耳当たりがいい

 どれも最初に記載してある言い回しが間違いなのだが、かなり一般的に流布されているのでネットでは両方の言い回し、検索ができなくてはいけない。

 この難しい日本語をネット、コンピューター世界ではよく捉え作られているものだと感心しきりである。

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| 古本読書日記 | 05:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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