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五味洋治  「父・金正日と私 金正男独占告白」(文春文庫)

 クアラルンプール国際空港で、北朝鮮金正恩の指示で暗殺されたのが間違いないとされる

 金正日の長男である金正男と150にも及ぶメール交換と、マカオの高級ホテルでのインタビューに成功した作者のその内容のすべてを書いたとされる本。

 身の危険が常に存在する雰囲気はある。

 しかし、記事を書き発表して構わないという前提で、3代にわたって権力主席を世襲することは反対だと言ったり、改革開放政策を推進し、経済を活性化させ、国民を豊にさせるべきと主張する。しかしそれはできないだろう。そんなことをすれば、豊な世界の情報が国民にしれわたり、金王朝の維持は不安にさらされるから。

 投資のための特区を作っても、金王朝の気分次第で投資した会社をいつでも追放できるような状態ではどこからも投資をしようなどという企業はあらわれないだろうと記事にされては、金正恩はだまってはいられない。当然、消せということになる。

 金正男自身、北朝鮮に帰ることなく、資本主義社会、自由社会にどっぷり浸っている。こんな人間が、恐怖政治、閉鎖社会の北朝鮮にもどって生きてゆくことができるとはとても思えない。

 今、旬な男を扱っているということで、著者と出版社が結託して売ろうというすけべごころが見え見えの本。センセーショナルな帯にひかれてしまい買って読むが、中味は薄い。

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| 古本読書日記 | 06:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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