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一路翔   「甲子園名選手列伝」(宝島社文庫)

 甲子園の高校野球では最近はアイドル並みの人気選手が出現する。今は早実の清宮選手がこれにあたる。

 最初のアイドル選手と言えば、昭和44年夏に活躍した青森三沢高校の太田幸司投手だったと思う。決勝戦の松山商業井上投手と投げ合った延長18回引き分け試合、私が高校卒業した年に行われ今でも瞼に焼き付いている。その後、アイドルフィーバーは荒木大輔投手に引き継がれ、それから東邦高校のバンビ君こと坂本投手や、最近でハンカチ王子と呼ばれた斎藤祐樹投手などがいた。

 それでも、超怪物だったのは、何といっても江川卓である。なにしろ、高校3年間の野球生活で完全試合が2回、ノーヒットノーランにいたっては9回も達成している。奪った974のアウトのうち三振が493個で半分以上をしめている。県内大会では140イニング無失点というとてつもない記録をうちたてている。高校野球で、こんな怪物ぶりを発揮した選手は後にも先にもない。しかし、これだけの成績を収めても甲子園での優勝経験がない。不思議だが、それも江川らしい。

 しかし、プロ野球入団時に、ドラフト制度の盲点をつき、巨人へ入団。ここで悪役イメージができ、ごねることを「エガワル」という新語が流行った。

 高校野球であれだけ、怪物だったので、プロ野球でも快刀乱麻を期待したのだが、確かに最優秀投手には2回輝いてはいるが、期待ほどの活躍はできなかった。むしろ、試合中に金儲け、投資の話を投資会社としていたなどというスキャンダルのほうが有名になった。

 しかし、やはり高校野球でということなら、一番すごかったのはやはり江川だったと思う。

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| 古本読書日記 | 06:36 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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