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大槻ケンヂ  「いつか春の日のどっか町へ」(角川文庫)

 私らのような平凡な人生は、敷かれたレールにのり、行きつく地位などはそれぞれ異なるが、流れるまま日々を送る。しかし、乗っかるレールが無い人は、いつも不安をかかえ人生を送っているのか。

 大槻ケンヂ、筋肉小女隊でブレークし80年代のロックシーンを引っ張てきて、功なりとげ、名声もお金も十分以上得たと思えるのに、40歳の声を聞き、人生を見つめなおす。

 40歳代、周囲にポツリ、ポツリではあるが亡くなる人もでてくる。今まで死など考えたことが無かったのに、死が大きく迫りだす。社会からも疎外され、孤独がひしひしと迫る。

 40歳になったというのに、成長や成算性のない、生活。小学生がそのまま40歳になってしまった感覚に陥る。

 人生半分。この惰性と幼稚性の状況から脱皮して、新たなる場所へ飛躍せねばならない。

 驚いたことに、大槻はロックバンドで派手に活躍しているのに、ギターを全く弾けない。

 そこで一念発起して、周りから揶揄されながらも、エレアコの演奏習得にまい進する。そして、習得できたかどうかはよくわからなかったが、無謀にも弾き語りのコンサートを行う。それも、谷山浩子や遠藤賢司とジョイントまでするから驚き。

 筋肉小女隊のメンバーの橘高さんと弾き語りコンサートをしたとき、譜面台の譜面が右と左で曲目が違うことを歌っているとき判明。 
 「わわわわ・・」と困って泡をふいていると、観客が
「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫だねえ」の大合唱。これは筋肉少女隊のときの「蜘蛛の糸」の歌ででてくる。

 もう、死ぬほど聴衆に感謝。

 それにしても、おもいついたら挑戦。挑戦には年齢はかんけいないのだと大槻は強く主張する。

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| 古本読書日記 | 06:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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