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秋吉理香子     「暗黒女子」(双葉文庫)

 芸能界にはまったく関心がない老人の入り口にいる私。最近ヤフーのニュースで話題になっている清水富美加という女優、不倫や「幸福の科学」に専念するため女優をやめると大騒ぎになっていることを知る。

 この文庫を書店でみたとき、去年の4月にこの作品は映画化されていて、清水富美加という女優が主演していて、表紙に載っている。へえ、この人が話題の人かと思わずまじまじ見てしまった。

 この小説、主人公の学校経営者の娘いつみが、学園の屋上から飛び降り自殺をして死ぬ。

 一週間後に集められた文学サークルのメンバーが、闇鍋大会を行う。そのなかで、副会長小百合の指示で、いつみについて小説をメンバーが書いてその闇鍋大会時に朗読することになる。

 それぞれのメンバーが、いつみを殺した犯人は誰かということを、その理由背景を含めて説明した小説にしている。この作品の妙味は、それぞれの説明、告白が小説だとしているところ。

 それぞれが、自分が思っている、異なる犯人を想定している。ここが物語の結果を導く。

 しかし、死んだといういつみが実は死んでいなかったというところが、違和感だらけ。死んだという前提のそれぞれの告白が何だったんだろうかと釈然としない。

 小説の出来ももうひとつ。こんな作品が映画化するという映画界はどういうところなのだろうかと、首をかしげてしまう。

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