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矢月秀作    「もぐら凱」(下)(中公文庫)

 もぐらシリーズの最終完結作品。

 日本の支配を目論む、中国テロリスト劉義とロシアテロリストであるセルゲーロフと警視庁モール班楢山刑事それに通称「もぐら」の影野竜司との伊豆での対決は壮絶。セルゲーロフの乗っているヘリコプターに捕まって、振り落とされて当然くらい長い間竜司が凌いで、最後はよくわからないが持っていた銃での跳弾によりセルゲーロフを射殺する。アメリカ映画並みのシーンがこれでもかというほどてんこ盛りで展開する。

 何か物語の設定や進捗では、これ本当と突っ込みどころが満載なのだが、矢月の好きな読者は、そんな細かいところはどうでもよく、鋼鉄のように強い男たちの壮絶な格闘シーンが満載されていれば満足ということになるのだろう。

 その点では、この作品は、矢月ファンの期待に十分応えているといってよい。

 それにしても、日本転覆、日本支配を目論む劉義とセルゲーロフが何故、警視庁モール班所属刑事を全員敵として殲滅せねばならないのかは、最後までよくわからない。

 それと、中国が、日本国憲法9条を改正し、自衛隊を軍隊に格上げさせ、日本を侵略できる状態を創り上げたくて、劉義を使い、日本をテロに巻き込み、日本世論を中国の思惑どおりにさせる。更に、自衛隊を軍隊に格上げしたい勢力は日本の政治家にもいて、中国と日本タカ派の政治家が結託して各地でテロ、暴動を引き起こす展開。

 私の感度が低いのか、どうしてもそんな事ありえるのかなと疑問に思ってしまう。

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| 古本読書日記 | 15:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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