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大槻ケンヂ    「オーケンののほほん日記ソリッド」(新潮文庫)

 大槻ケンヂの本を集中して読んできた。正直、何が面白いのか殆どわからなかった。とにかく、すべての事柄への反応が突き抜けている。UFO,格闘技、空手、プラモデル、凝りだしたら際限なく突入する。

 テレビのバラエティ番組にも最近はとんと見かけないが、90年代は引っ張りだこのごとく頻繁に登場し騒いでいる。ステージでも、パフォーマンスは音楽よりすごく、やりたい放題。一般には殆ど関心がないのだが、一握りの超熱狂集団を引き入れ、周りは知らなくてもいい、内輪だけで異常に盛り上がり、それで昇天できれば満足。それから、自分たちの集団は何をやっても許されるという思いが強烈。

 「オーケンの紅白歌合戦」というのを開催して、同じ系統のバンドを集めてライブをする。

 出演ミュージシャンの一人がどさくさに紛れて、他のミュージシャンの彼女にいきなり無理やりディープキスをする。そのままもの隠れに隠れ、自分の出番のときになってもついに舞台には現れなかった。

 日経連のPR紙に投稿を依頼される。アントニオ猪木について書きおくる。

 「ブラジルには金玉を人に蹴らせて平気のやつがいるんですが、あれは脳内にベーターエンドルフィンを分泌させる特訓をしているんです。」

 すると、日経連の雑誌を編集している女性から手紙がくる。
「寄稿文に『金玉』という表現があります。猪木さんのお人柄を表している表現とは存じますが、何分、企業PR雑誌ですので、『急所』と表現を変えさせていただきました。ご了解のほどお願いします。」

 大槻、この反応に極端に感動する。そして、次はもっと女性編集者を困らせてやろうと「ふぐり」と書いてやろう。どういう変換をするかなとほくそえむ。

 こんな厚顔無恥の大槻と私の間にはとてつもない高い壁がある。

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| 古本読書日記 | 15:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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