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誉田哲也     「月光」(徳間文庫)

 恋というのははずみで発生するものなのかもしれないが、学校の音楽教師が、名前くらいしか印象がないのに、音楽室で弾いているピアノを聞いただけで、感動して、そのまま、その生徒と抱き合う。生徒も懸命に先生を受け入れようとする。しかも、同じ行為を同じ場所で繰り返す。

 学校なんて、無数の目が光っていて、ばれない場所などない。こんなことを学校でしていたら誰かに見られるのではと思い、普通は場所を変えると思うのだが。

 そして、案の定、男の生徒2人にみつかり、それを写真に撮られ、女の子が脅される。そして女の子は脅迫に屈して、男たちにも凌辱され続けられる。

 このことが、最後、女の子の死亡事故や凌辱をしていた男の子の一人の殺人につながる。

 最初のとっかかりにあまり納得感が無かったこと。しかも、女の子を音楽教室で抱き合っていた不倫教師が、学校でも噂になっているし、凌辱していた男の子が殺害する現場にもいたのに、何の社会的制裁も受けず、変わらず学校の教師を続けられるというのが、どうにも受け入れがたく、後味がよくない作品となった。

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| 古本読書日記 | 15:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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