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岸本葉子    「女の旅じたく」(角川文庫)

 別に空き巣がはいるわけでもないのに、何かの本に触発されて、パスポートをとても空き巣でも気が付かないようところにしまう。普段は使用することがないので、他でもよくあるのだが、いざ使わねばならないとき、どこにしまったのかすっかり忘れてしまうことがしばしばある。

 空き巣でも気が付かないような場所だから、肝心な当人にも特殊すぎて全く思いつかない。

 ある会社員が明日海外出張という日に暗い顔をして会社にやってくる。そして上司に謝る。
 「すみません。パスポートをなくしました。」
上司が𠮟りつける。
 「ばかやろう。もう会社はいいから、家に帰って徹底的に探しなさい。」と。
社員は家に帰る。夕方、その社員から電話がある。
 「パスポートみつかりました。」と。
 「よかったじゃないか。もう会社はいいから、今日は早く寝て、明日飛行場に遅れないように行きなさい」
 「それが大変なんです。全然寝る場所がないんです。」

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| 古本読書日記 | 16:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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