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新津きよみ   「ダブル・イニシャル」(角川文庫)

 松本亜衣里は、合コンで逢った男相川公也から結婚を申し込まれていて困っていた。それを主人公の堂本悠子にどうやって断ったらいいか相談した。そのころアメリカで流行っていた呪い、名前のイニシャルがダブッていた場合は、不幸が訪れる、亜衣里が結婚すると相川亜衣里になり不幸になるから結婚はできないと断れと言われる。そして、その通りに相川に言うとあっさりしかたないと言われる。

 ところが、亜衣里はその後安藤という男と結婚し、安藤亜衣里となりAAでイニシャルがだぶる。

 実は、相川公也は、腎臓に疾患があり、大学卒業後就職した会社で、腎臓疾患が悪化、それで姉貴子から生体腎移植をしてもらっていた。腎臓は多少よくなったが、その直後精神を病んでしまい、結局会社を退職せざるを得なかった。そして、将来を公也ははかなんで首を吊って自殺をしてしまう。

 姉貴子は、弟思いの姉で、愛する弟の自殺のきっかけは、あの松本亜衣里に結婚を断られたことがきっかけと思い込む。しかも、松本は、ダブルイニシャルは不幸になるからと断っておいて、その後安藤と結婚してダブルイニシャルになっているではないか。

 貴子は銀座で占い師をしていた。それで、公也、KIMIYAの全文字のダブルイニシャルになっている女性を殺せば、公也は再生すると信じるようになる。

 それで、ワイン仲間やステンドグラス制作仲間に加わったり、結婚相談所などで、該当する女性を見つけて近付き、次々殺す。まず、安藤亜衣里、木村京美、市川郁子、芳村曜子、そして最後は峯村道子が狙われる。

 何だか、ゲーム機の殺人ゲームをしているような小説だった。

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| 古本読書日記 | 14:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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