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メアリ・H・クラーク  「追跡のクリスマスイヴ」(新潮文庫)

 欧米にはたくさんあるクリスマスストーリー。

 主人公、7歳のブライアンの純粋で、まっすぐに信じる心の美しさが物語を貫く。キャサリンは2人の息子、マイケルとブライアンとともに、夫のトムをクリスマスイヴに入院している病院に見舞いにでかける。実はトムは重い白血病を患っている。

 病院にゆく途中聖パトリック大聖堂の前で聖歌がうたわれている。キャサリンは足を止めて一緒に歌う。ブライアンはこんなところで寄り道しないで、早く父の病院に行きたいと思っている。

 それは、おじいさんから預けられ、おばあちゃんも父さんの病気を治してくれるというペンダントを早くお父さんにプレゼントをしたいからだ。このペンダントは、おじいさんが戦争の最中、おじいさんを守ってくれた。何しろ銃弾の跡までついているのだから。

 お母さんが1ドル札をだして、ブライアンに寄付をしてくるよう言いつける。その後、財布が中途半端にポケットに入れられ、その財布が地面に落ちる。それをコーリーという看護師が拾い持ち去る。

 財布には大切なペンダントが入っている。ブライアンはコーリーを追跡して、アパートまで行く。そのコーリーのアパートに、服役中に看守を撃ち殺し脱走した弟のジミーがやってくる。逃走資金をねだりにきたのだ。ジミーはキャサリンの財布とブライアンを盗んだ車に入れ込んでカナダに向かって逃走をする。

 逃走と警察の捜索が続く。ブライアンは首にかけていたペンダントをお父さんに渡すまでははなさないと懸命に手で握っている。テレビもラジオも大騒ぎとなる。

 そして、ペンダントへの純粋な気持ちと信じる心が通じて最後、危機を脱してブライアンは無事救出される。ペンダントがイエスキリストを象徴しているのだ。

 この物語の捜索で、逃走車の発見の鍵になったのが、車に貼られていたステッカー。通常、車種、メーカー、車のナンバーだけが捜索には求められる。しかし、車全体での特徴を見つけることも重要だと認識した。

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| 古本読書日記 | 15:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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