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ペニー・ジョーダン   「苦いレッスン」(ハーレクィーン文庫)

 近くのブックオフに行った。100円/冊コーナーではあまり本の入れ替えがなくて、もう手に取るべき本が殆ど無くなっていた。しかたなく、投げやりな気分でタイトルだけで買ってきてみて家で確かめたらびっくりしたのだが何とハーレクィーン文庫だった。

 日本でいえばヤングアダルト作品で、中学生、高校生に読まれていて、ハーレクィーンはそこにあちらこちらに性描写が散りばめられている作品だと思っていた。まあ、老年にはいりつつある私のような人が読むようなジャンルではない。でも買ってしまったから素通りもできない。

 この作品、意外と性描写も少なく、物語としても結構しっかりしていた。

 主人公のニコラ。18歳の時に、パーティに誘われ、着飾って出席したのだが、当時の彼に無視され、更に彼がとくてい別の子と踊ったり、楽しそうにしていることでショックを受ける。やけになって酒をのみ、介抱してくれた男に車に乗せられ、男の家に連れてかれる。

 朝目覚めると、下着だけになってベッドに横たわっている。まだ男性を知らない身。とんでもないことをしでかしたとショックを受け、あわてて我が家に帰る。

 それから8年後。地元の建設会社の社長秘書として働いている。その会社が乗っ取られ新しい社長がやってくる。何とその社長は、8年前に拉致した男だった。ここから、ニコラの激しい動揺が始まる。

 うれしいといって、せつないといってまあよくニコラは泣く。それに発熱したり、青ざめよろけたり、とにかくゆらめいてばかり。これがハーレクィーン作品の特徴なのか。

 確かにティーンエイジャーの子たちが喜びそうな小説だ。

 作者ペニー・ジョーダンはこの15年に100冊のハーレクィーン作品をだし、6000万冊の売り上げを記録しているそうだ。僕らの知らない小説の世界がある。出版不況と言われているが、それとは関係のない世界が確かにあるのだ。

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| 古本読書日記 | 14:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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