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平松洋子    「サンドウィッチは銀座で」(文春文庫)

 春の味を楽しみに東京下北沢「七草」にやってくる。ここの店主の前沢リカさんの口上が非常にすばらしい。

 「冬の野菜は土の中にいたので、皮をむかないと食べられない。ところが春の野菜は、冬を越すために包まれているものが多いのです。たけのこ、そら豆、グリーンピース、ふきも硬い筋がはいっている。だから、料理するときは、眠っているものを覚ましてあげる気持ち。
『おはようございます』って。」

 平松さんの食の表現は、ときどきどきっとするほど印象深いときがある。

 フグ鍋を食べた後、おじやにしてたべる。

 「ふぐの濃密なだしを極限までたっぷりと含んだごはんのひとつぶひとつぶ、まろやかにふくらんで、舌のうえにしなだれかかる。ごはん、だし、卵、海苔、すべてが境界をなくし、とろとろに抱き合い、複雑にもつれあいながら腹のなかにおさまってゆく。」

 ところで、中華料理を食べるのは、横浜中華街ではなくて、池袋なのだそうだ。池袋にはたくさんの中国の人が住んでいる。特に料理は中国北方料理が多い。東京には何でもあるとは思っていたが「金王府」では犬肉が食べられるとのこと。これ、本当?

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