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平松洋子   「買えない味2 はっとする味」(ちくま文庫)

 宴会などで、お膳にならべられた料理で、蓋付きの料理が苦手だ。雑な性格なので、食べ終えた皿を、バラバラとお膳におく。そこで、蓋付きの料理を食べようとする。すると、いつも取った蓋の置くスペースが無い。しかたなくお膳の下に隠すように置くなどということがよくある。

 気が小さいから、取った蓋を、伏せておくのか、ひっくり返しておくのか、周りの人のやりようをみて決める。まあ、ひっくり返して置けば、魚の骨やエビのしっぽを置ける。食べ終わった後の蓋を、これも伏せておくか、ひっくり返して置くべきか気になる。

 丼ものの蓋は、ちょうどいい塩梅に客に運ぶ20秒から30秒蒸すためにするものだそうだ。

 平松さん、街を歩いていて、蓋つきの漆の椀に出会う。5客揃いである。果たして、家で蓋をしてお椀をだすだろうかと考え、そのときは買うのをやめる。しかし2日後、また店へでかけ、漆椀を購入する。

 蓋をほかの事で使えばいいじゃないかと。
 蓋など、何に使うのか私には思い浮かばない。
 で、何に使うかと思ったら、蓋に酒をついで飲んだのだそうだ。

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| 古本読書日記 | 16:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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