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小林聡美    「読まされ図書室」(宝島社文庫)

 小林が、他の人たちから推薦され読んだ本の感想文集。

 酒井順子が推薦している「股間若衆」というのが面白い。

 私の住んでいる街は、彫像がどこにもある街として町おこしをしていて、あちこちの歩道沿いにたくさんの彫像がある。彫像というのは、だいたいが裸である。「股間若衆」というのは、日本の彫像だけなのだが、男の彫像の写真を集めた作品。
 股間を殆どがむきだしにしている彫像もあれば、葉っぱや布で隠しているものもある。

 わが街の彫像もすべて裸である。だいたい彫像には「光」とか「輝き」「希望」「未来」などという題名がついている。そして、女性の像は、その題名がなるほどと思わせる明るさに溢れているのだが、男の彫像は、どれも何となく寒そうで寂しそうに見える。特に股間がどことなく孤独感を誘う。

 小林さんが思わず裸の彫像に向かって言う言葉がズシリとくる。
「どうした若衆。裸でなにしてんだい。」

 よしもとばななが一番幸せと感じるのは、ベッドの脇に本が積まれているときだそうだ。

 どこかの本に書かれていたそうだが、
「ベッドの脇に本がある人は、本が恋人だから、恋人ができない」と。うーん確かに。
それでよしもとばななは「なにもしないでもお金がどんどんはいってくる」風の本を寝る前に読むのだそうだ。すると胸から上のまわりが大富豪になった雰囲気になり、眠りについて、夢も大富豪になった夢をみるそうだ。

 朝目覚めて、普通の自分に気付きがっかりするそうだが、なかなかいい本読み方法だと思う。

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| 古本読書日記 | 15:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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