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中島らも  「中島らものたまらん人々」(新潮文庫)

この本は僕の青春の頃を思い出させる。

中学校、高校のころはギターが欲しかった。田舎に育ったから楽器店がない。でテレビをみながら、箒を持ってギターを弾くまねをしていた。あんまり感じがでないので、フライパンに輪ゴムをまいて、ギター弦にして弾くまねをして、声をからして歌った。

 まだ、水洗トイレは無かった。大学の寮の大便所は汲み取り式。大便をしたとき、さっと尻を横にどかさないと、はねっかえりが尻についてしまう。本当にトイレは必死の運動をする場所だった。ここに100KGの体重の御仁。動きも鈍く、とても俊敏に尻をどかすことはできないだろうと想像する人がいる。ところが、この御仁、はねっかえりを受けたことがないのである。
 どうしてるのと不思議に思いきく。するととんでもない答えが返ってくる。

便器の横に大便をする。それを足で蹴って便器の中に入れる。びっくりしたぜ。

それから、高校のときなど、老人ホームに慰問でよく行くことがあった。
そこで、歌を歌ったり、落語をしてあげた。
終わるとわれんばかりの拍手が起きた。でも、帰り支度をしていると「よくも、あんな下手なものをきかせやがって」と老人たちのヒソヒソ話が聞こえた。

 私達より数倍老人たちの方が役者だと思った。

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| 古本読書日記 | 16:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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