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小松成美     「和を継ぐものたち」(小学館文庫)

 日本の伝統文化を引き継ぐ人たちと著者とのインタビュー集。
 将棋は紀元前2000年前にインドで始まったゲームが起源と言われている。それが西洋に伝わりチェスになり、日本に伝わり将棋となった。

 それにしてもコンピューターが人工知能AIまで持つに至っても、こうやれば絶対勝つという指し手が発見できないのだから、将棋というのは有限のゲームにもかかわらず、奥行きの深さ、広さは計り知れない。

 今のゲームの形は戦国時代にできあがったそうだ。生け捕りした相手方武士を更に技を強くして敵にぶつけるのだから、ゲームは複雑極まりないものになる。

 最近は和楽器奏者が、ロックなど西洋音楽と共演して、その魅力を発揮させていることが多い。日本の笛は、音階をあげることができない。だから、篠笛奏者の狩野さんは、音階の異なる12個の篠笛を常に持ち歩いているそうだ。

 能は本来、観客を集めて演じるものではない。将軍とか天皇などに奉納。原則は一対一で演じるものなのである。だから、たくさん集まった客の前で演ずることはやめ、本来の形に戻して徹底的に一対一の美を追求すべきように思う。もちろん、国よりお金を補助して。

 狂言は、今で言えば、コントや漫才のようなもの。観客に一段高い伝統芸として緊張感をもたせてみせるより、観客が遠慮なく大笑いしても構わないという雰囲気でみせたほうがいいように思った。

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