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ジョン・サンドフォード 「ハッカーの報酬」(新潮文庫)

 ニューヨークに住んでいる新進画家キッドは、天才的ハッカーでもある。このキッドにある防衛産業の大企業から、ライバル企業の次期戦闘機開発計画を混乱させ破壊して欲しいとの依頼がある。報酬200万ドルにかかった必要経費をすべて負担するというのが条件である。

 ここで2人の共同実行者が登場する。一人は女性で泥棒稼業のルーエレン。もう一人は元ジャーナリストのデイス。

 どうしてコンピューター破壊のために、この2人が必要なのだろうかと不思議に感じる。

 女泥棒は、ライバル企業の重役の家にキッドと忍び込み、女泥棒が盗みをしている間にキッドは重役のパソコンに入り、ライバル企業のシステムから重要データを取得したり、システム内容を把握するのである。これにより、自分のPCよりライバル企業のシステムに入り、ウィルスや爆弾をしかけるのである。

 ジャーナリストは、ライバル社のシステムが大混乱に陥ったときを見計らって、ライバル会社が崩壊するとかスキャンダルをでっちあげ、情報をマスコミに流し、ライバル社の存立基盤を揺るがすのである。

 この3人に更に超天才ハッカーボブが正体はださずネット上だけで登場する。

 たった4人で、確固たる大企業を崩壊させることができるのが現代社会である。

 この間の英国EU離脱なんかも、限られたごく少数の人間が、裏で操り、現実化させたのではと、この作品を読み頭の隅を過った。

 戦争反対、核開発反対などと叫んでいることがどこか現代ではズレているような気持になる。

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| 古本読書日記 | 16:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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