FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

起終点駅(ターミナル)

オリーブオイルはクレンジングオイルになるんですね。そういえば、DHCでそんな商品があった。
表題作で知った豆知識です。

IMG_8749.jpg
映画宣伝バージョン

爺やの感想はこちら
私もやっぱり、「スクラップ・ロード」が印象的だと思います。
失踪して記録の上ではすでに死者になっているとはいえ、父親の死骸を、本人が生前掘っておいた穴へ埋めるというのは、なかなかないシーンです。
見栄っ張りな元カノをだますところとか、再就職の面接で辞めさせられた銀行にこだわるところとか、「女王の教室」に影響されてしくじった女教師の話とか、興味深い。
田舎の母親に仕事をやめたことを打ち明けて泣いたり、コンビニの早朝バイトを始めたり、主人公が歩き始めたという前向きな描写もありますが、不穏な雰囲気のまま話が終わります。

IMG_8750.jpg
通常バージョン

「恋はひとつひとつ真理子に何かしら学ばせたが、学び続けているうちに、結局ふたりになりそびれた」
こういう言い回しで、連城氏を思い出しました。
別れた妻について「一度は想いあった者同士」という気障な言い方をする初老の男も、彼の本に出てきそうだ。
自分の死後書かれるであろう物語を意識して、小説家の若者と晩年を過ごしたという歌人の話も、「戻り川心中」「私という名の変奏曲」が思い浮かぶ。
自分の死を演出し、セリフもどこまでが本心でどこからが筋書き通りなのかという設定。
巻き込まれた側も、利用されたことになんとなく気づいているというところが、新しいかもしれない。

里和の出てくる話が2つ入っていたのはいいですね。
2話目で、紺野デスクもそう悪い奴じゃないと読者が感じて、いい気分になれる。

| 日記 | 23:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT