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今野敏     「防波堤」(徳間文庫)

 私の住んでいる街でも秋祭りがある。見た目は華やかなのだが、これを維持継続させることはなかなか難しい。

 もともと地の人が少なくなっている。更に、祭りの核になっていた商店街が姿を消す。更に、賃貸マンションの住人も多くを占め、戸持ちの住人も殆どが勤め人。人間関係は地元より会社関係が強い。祭りを実行する人がいないのである。

 私の街でも集めた自治会費の多くを祭り実行委員会に拠出していた。遊興費でもなんでもいいからこれだけ好きなように使って、祭り実行委員を務めてほしいというわけだ。

 こういう組織は、暴力団など悪の手に染まりやすい。今は民事不介入から暴力団についても民事介入が警察が法律改正でできるようになったから、みかじめ料などの収入が暴力団ではできなくなった。そのため暴力団は民間企業を装ったフロント企業を作り、その企業に活動させて、収入を得る。

 屋台、夜店を稼業といているテキ屋。彼らを管理運営するフロント企業を設立して、実行委員会に近付き、彼らが吸い上げた出店料の幾ばくかを実行委員につかませ、その地域をその暴力団の配下地域とする。

 今の暴力団は、甘い隙だらけの弱い組織や人々を食い物にしようと虎視眈々として狙っている。

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| 古本読書日記 | 17:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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