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今野敏    「陽炎」(ハルキ文庫)

 短編集。
 
この作品集は、新しく新設されたお台場東京湾臨海署の安積警部補率いる強行犯係の個性的4人の刑事の活躍する物語である。
 この短編集に収められている「科学捜査」にSTシリーズに登場する心理分析専門の青山が登場する。青山はプロファイリングの知識を極めている。

 お台場の海岸で、全裸女性死体が発見される。真夜中の発見であり、目撃者も発見者以外にはいない。この状態では、身元確認が困難と思われる。
 ところが、青山は爪の加工状況、髪の形状、体のスタイルを見ただけで、モデル所属事務所をあたれと指示する。その結果身元はすぐわかる。

 参考人として浮かんできたロックミュージシャンを取り調べる。刑事がアリバイなどを聞いているとき、青山が突飛もない質問をする。
 「ご両親は元気?」
参考人は言う。両親なんかいない。小学校のとき離婚した。母親は別の男を作って逃げ出す。父親に育てられたが、酒と女と博打に狂っていて10年前に死んだと。

 こういう幼いころ家庭的トラブルにあっている人間は、支配型、権力型のパターンになる人物が多い。自分の権力を誇示し支配することに喜びを感じる人間になる。

 物証を探すのは刑事の仕事になるが、イメージでは犯人はこの参考人であると青山は言い切る。そして、青山のイメージに従って捜査をすると、参考人が犯人である物証が集まる。

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