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今野敏   「虚構の殺人者」(ハルキ文庫)

春、秋のテレビ番組の改変期、3時間スペシャルと銘打って大型番組が放映されることがある。この大型番組の企画制作案が局で承認されると、どんな役得が製作者にはあるのかと安積警部補が製作者に聞く。作者今野は何の衒いもなく、大沼プロデューサーにこう答えさせている。

 「正直言うとな、しばらくはやりたい放題よ。製作費浮かして大名遊びだってできる。プロダクションの接待はある。代理店が、スポンサーとの打ち合わせと称して高級クラブをセッティングする。女を用意することもある。金が動くときもある。貴金属を贈られたりする。」

 何だか3時間の特別放送番組など、見る気が全くなくなってしまう。こんな風潮が当たり前のように蔓延しているから、世の中テレビ離れがどんどん進む。

 タレントには3つの顔がある。普通の社会の中での顔。テレビドラマや番組の中の顔。それと業界内の顔。
 この中で、絶対失ってはいけない顔が業界内の顔。ここから、こぼれてしまうと、もう生きていくことができる場所がない。

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| 古本読書日記 | 16:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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