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ジャック・ドワイヨン  「ポネット」(角川文庫)

 4歳だったポネットは、お母さんと車で走っていたとき、お母さんが運転ミスをして、崖から転落する。お母さんは亡くなるが、ポネットは生きて、伯母さんの家に預けられる。

 4歳のポネットは死ぬということがわからない。誰が、何と言おうが、お母さんとは必ず逢えると信じて行動する。

 叔母さんの家の子供たちや、学校入学前訓練用の寄宿舎の子供たちや先生が死ぬということを懸命に説明する。ここにキリスト教が絡んでくるから嘘なのか真実なのかわからないような説明がなされる。キリストは死んでから復活した。宗教のテストを受け、クリアしたら復活したお母さんに会えると言われ懸命にテストを受ける。祈ればお母さんと話ができる。 天国でいつもお母さんはポネットを優しくみている。など。どれも、信じて試してみるがお母さんと会うことはできない。こんなことなら、いっそ死にたいとさえポネットは思うようになる。

 こんなに追い詰められたポネットを作者ドワイヨンはどう落とし前をつけるのだろうと、読み続けると、やはり最後は、お母さんの墓の前で祈っていると、お母さんが現れる。

 そして、お母さんが死ぬということを懸命になって説明してくれる。そしてやがて消えてしまう。ポネットは、そこでもうお母さんとはずっと会うことはできないことを自覚する。

 お母さんが消える直前に言ったことを胸に刻んで。
 「楽しむことを学ぶのよ」

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| 古本読書日記 | 17:37 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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