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ジョーン・G・ロビンソン  「思い出のマーニー」(新潮文庫)

 この作品はジブリで映画化されている。

 主人公のアンヌは孤児で、施設にいたときに、ブレストン夫妻にもらわれ養女として育てられる。アンヌは夫妻だけでなく、学校でも他の生徒となじめず、常に孤独でいる。また自らも意欲や頑張るという気持ちがなく、頑張らない子として皆からみられる。このままではよくないと、精神科医の勧めもあり、その夏、ノーフォークの海辺の小さな村で過ごすことになる。

 そこの海辺に「湿地の館」という大きな家がある。その湿地の館に遊びに行っているときアンヌはマーニーという同い年の少女に出会う。このマーニーもアンヌとどことなく性格が似ている。そして話をしてゆくに連れ、お互いが似ている環境に育ってきていることを知り、アンヌにとっては初めてで、最も大切な友達となる。

 このマーニーがとても不思議で、アンヌが約束もなく、ふらりと海辺にでかけボーっとたたずんでいると、草の影や船の影から突然現れる。この世の人とは思われない現れ方をする。
 マーニーが恐怖の場所と言って、全く近付かない風車小屋にアンヌが一人で探検にゆくと、絶対行かないと言っていたマーニーがいるのだから。

マーニーが湿地の館を去る時が来る。もう永遠にマーニーとの別れがやってきたとアンヌは切なくなる。

 この湿地の館の新たな主人となったリンゼイ一家がやってきた。リンゼイ一家にギリーと言われるこの館のことを知っているおばあさんが訪ねてきた。そして館のことについて話をしてくれる。

 そこで、アンヌはマーニーがアンヌの祖母だったことを知る。そして、アンヌが孤児院に入れられるまでの歴史を聞く。そこには、戦争や事故の悲しい歴史があった。アンヌはお祖母さんだったマーニーとの夏の体験を通して、そしてマーニーが孫としてのアンヌを大切にしていたことを知り、人の繋がり、大切さを知り成長への階段を上った。

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| 古本読書日記 | 20:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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