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綾辻行人    「ANOTHER」(下)(角川スニーカー文庫)

 3年3組には、誰なのかわからないが、一人過去の事件で死んだ被害者が紛れ込んでいる。それが誰なのか全くわからない。とにかく死者が紛れ込むと、次々3年3組の生徒か、その家族が事故か事件で死ぬ。それぞれが、推理を働かせ、あいつが、こいつが怪しいとなるのだが、すべてが死者ではないこととなる。

 事件解決のために、2つ鍵が物語で提示される。

 少し古くなるが、同じような事故死が頻発していたある年、夏以降ピタっと事故死、事件が発生しなくなる。この夏、3年3組の合宿が夏行われる。その場で、松永という生徒が、ある生徒を刺し殺す。実はこの殺された生徒が亡霊だったのだ。だから、その後事故、事件はピタっと止まった。そのことが松永が隠していたテープを再現することで、主人公恒一やクラスの仲間は知る。

 一方恒一と一緒に存在しない生徒としてクラスで扱われていた見崎は右眼が完全に失明していて義眼をはめている。ところが、この失明している眼で、すぐ死にそうな人、死んでいる人は特殊な色の膜がかかって見える。つまり、誰が死んでいるにもかかわらず、クラスに紛れ込んでいるかがわかるのである。

 この作品、亡者がこの2つの鍵によりあぶりだされ最後は亡者を殺して、死の世界へもどすことにより解決する。

 しかし、それまでに10人近い人が殺されたりして亡くなっている。
 見崎が亡者は誰かが見えるのだから、こんなにたくさん犠牲者をだすことはなかったし、700ページも超える長編にする必要もなかったと私には思えてしまう。

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| 古本読書日記 | 16:35 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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