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綾辻行人    「ANOTHER」(上)(角川スニーカー文庫)

 主人公15歳の榊原恒一は母の故郷夜見市の夜見山北中学校3年3組に転校する。
そこで少女見崎鳴(ミサキメイ)に出会う。

 この見崎が不思議な少女で、恒一にはその存在が見え、会話もときにするのだが、先生を含め他の全生徒からは全く存在していないような雰囲気がある。母が在校していた26年前に3年3組でミサキという生徒が飛行機事故で亡くなっている。そのことが関係しているのか。見崎は、亡霊であり、他の人には見えないが、恒一だけには見えるのか。そんなホラーの雰囲気が漂いながら物語は進む。

 26年前に飛行機事故で亡くなったミサキは非常に優秀で、皆から愛されていた。それで事故後、クラスではミサキが実在しているものとして運営され、卒業もでき、驚くことに卒業写真を写すと、ミサキが写っていたということが物語の底に流れる

 恒一が転校してくると、3年3組の生徒や生徒の親や家族が次々事故に会って死ぬ。
そして、恒一も見崎とともにが、3年3組の生徒、先生から無視され存在が消されてしまうことになる。
 どうして、そんなことをされるのか。誰に聞いても、話してくれない。追いつめられた主人公に見崎が3年3組の秘密を教えてくれた。

 26年前にミサキが亡くなってから、毎年ではないが、3年3組に名簿とそれに対応した机が用意されるのだが、必ず1つ机が足りないことが起きる年がある。どうやって調べても、名簿と机の数はあっているのに。そしてそういうことが起きた年は、必ず生徒やその家族が死ぬ。

 今年も一人余計な生徒が紛れ込んでいる。そこで、先生と生徒が話し合い、見崎を存在しない生徒として扱うことを決めた。だから、見崎は亡霊ではないことが上巻終わりで明かされる。

 そのことを知らない恒一は、見崎に近付き、平気で会話をする。今年はたくさんの人が死ぬため、おまじないで恒一も存在しない生徒とすることを決められる。ここで上巻終了。

 この多発する死とホラー現象を、ミステリー作家の雄、綾辻はどう落とし前をつけるか気にかかる。

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| 古本読書日記 | 16:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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