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曽野綾子 アルフォンス・デーケン  「旅立ちの朝に」(新潮文庫)

 死ということを巡って、曽野綾子と上智大学で「死学」という講座をもって死ぬことについて教えているデーケン神父との往復書簡集。

 書いてある言葉はわかるが内容は、とても凡人の私には理解できない。

 人生の3大要素は3つ「生きがい、愛、死にがい」だと言う。人生は、小さい死の連続だという。友や、仲間との別れ、親兄妹との別れ、それらは小さな死なのだそうだ。そういう死が積み重なってやがて大きな死を迎える。他人を慈しみ、愛をもって接し、愛を貫き通すことで、死ぬことは恐れではなくなり、受け入れることができる。そして死はまさに新しい世界での誕生をいうのだそうだ。

 自分で書いていても何を書いているのかよくわからない。

 この作品で感じたことは、キリスト教信者、牧師というのは生きている人に対し積極的にかかわって生きようとする姿勢が強く、苦悩している人の心に入っていってその苦悩を解いてあげようとする。一方、日本のお坊さんは、亡くなった人を供養することには熱心だが、あまり生きて苦しんでいる人には分け入っていかないような気がする。

 西洋では、余命幾許もないということを告げるのは、神父、牧師が多いそうだ。そして、そこで衝撃を受けた患者に徹底的に付き添い、死は恐ろしいことではなく、新しい旅立ちだということを熱心に説き、患者を死の恐怖から脱皮させることに心を砕くそうだ。

 日本のお坊さんも、もっと生きている人を大切にする活動を行ってほしいものだ。そういう説法が仏教にはないのなら仕方がないが。

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| 古本読書日記 | 18:18 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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