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植村直己     「冒険」(旺文社文庫)

 世界屈指の日本人冒険家、最後はアラスカ マッキンリー山登頂後、行方不明になり43歳で没した植村直己の冒険記がこの作品。
 この作品を読むと、冒険家の行う冒険というのは、それが世界初の試みともなると、多くの人たちの協力と膨大な資金の上に成り立つものだということを知った。北極点単独到達12000kmを十数匹の犬をあやつり1か月以上かけて北極点を目指す。

 一か月以上の食料や時々の必要な設備は、橇に積み込んで運ぶわけにはいかない。都度、出発地に設営したベースキャンプに必要食料設備を連絡、それをヘリコプターをチャーターして運んでもらい空から落としてもらう。

 進むべき方向は磁石により決めてゆくのが普通なのだが、この作品で初めて知ったが北緯76度を超えると、北の方向は磁石の針は南を指し示す。磁石が役立たない。

 今はGPSがあるが、植村が北極点を目指したときにはそんな機材は無い。それで、NASAにお金を払い協力してもらう。三浦が持っている無線機で無線を人工衛星に飛ばし、それを受け取ったNASAが植村の場所を確認して、今植村のいる地点とどちらに向かうべきかを伝える。NASAの誘導により北極点をめざす。

 一体このためにどれだけの費用がかかるのか、想像を絶する費用がかかっているはずだ。
植村、冒険が終われば、また次の冒険にゆきたい衝動にかられる。そのための資金集めは大変でいつもいらいらしていただろうと思う。

 それから、冒険家というから野性味あふれる大男を想像していたのだが、身長1M62CM体重57KGの小柄な体格であったことを知り本当に驚いた。

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| 古本読書日記 | 21:52 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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