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リンドグレーン   「長くつ下のピッピ」(講談社文庫)

 久しぶりの子供のための小説を読んだ。結構面白かった。

 主人公ピッピ。お母さんは早く亡くなり、お父さんは船乗りで、航海中難破にあい、行方不明になり、天涯孤独の身の上。

 そんなピッピがお父さん残しておいてくれた小さな町の家に、小さな猿とともにやってくる。ピッピは女の子なのだが、ものすごい力持ち。何しろ馬をひょいと持ち上げるのだから。更に、足の大きさの2倍にもなる大きな長靴をはいている。隣の家のトミーとアンニカが、こんな子と友達になりたいと思っていた女の子がやってきたのだ。ピッピとトミーとアンニカ3人で繰り広げるユーモア一杯の騒動が実に愉快だ。

 ピッピは躾を受けてないし、学校にも行っていないから自然児そのまま。いじめや窮屈な世界で生活している現在の子供たち。そんな子供たちを思うと、自由奔放しかも心優しいピッピの行動は本当に羨ましくみえるし、子供のあるべき姿をリンドグレーンは活写している。

 こんな楽しい小説を60代半ばで初めて読むとは実に切ない。真っ白な心を一杯の小さいときに読んでおけばよかったと真剣に思った。

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| 古本読書日記 | 08:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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