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平岩弓枝   「ハサウェイ殺人事件」(集英社文庫)

 売れっ子モデル、俳優。いきなり飛び出る人もいれば、下積時代を経て、スポットライトを浴びる世界にでる人もいる。下積時代を経験した人。結構その時代、ヒモのような生活をしていて、女性に食わせてもらっていた人が多い。売れっ子になると、その時の女性が邪魔になる。まあ、女性などよりどりみどりとなるのも邪魔になる理由だ。

 で、下積時代につきあった女性、捨てられるわけだが、その中で、悲しみと裏切りに打ちひしがれ自殺する女性もいる。あまり、その恨みを直接、男にむけ、男を傷つけたりするということはない。暗く消えてゆくのである。

 それで、大概事件となるのは、それを横でみていた、亡くなった女性の姉妹が、亡くなった女性にかわってその恨みを晴らす場合が多い。

 この作品は、まさにその王道をいっている。

平岩さんの文章を読んでいると、常にまっすぐで、あまりためらいとか書き直しがないと思える。

 多分、幼少のころ、一人ままごとや、人形をならべて、しゃべり物語をしょっちゅう作っていたのではと想像する。ポンポコしゃべるがごとく、文章が浮かんで手が勝手に動いている姿が作品を読んでいるとみえてくる。

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| 古本読書日記 | 18:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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